放射線技師って何者? MRI編
こんにちは、たかしです。
僕は診療放射線技師て仕事してます。
皆さんの身体を放射線や電磁波(MRI)を使って画像化して診断の補助をしています。
月9で『ラジエーションハウス』って放射線技師や放射線科を取り扱ったドラマがされており、少し認知度が上がったと思いますがまだまだ医者や看護師さんと比べるとよくわからないところが多いと思います。
そこで今後目指す人もいると思いますし、何してる人か分かった方が親しみを持ってくれるかなと思ったので少し業務内容をお伝えします。
3.MRI
人にお伝えする時は『かなりうるさくて動いてはいけない検査』とお伝えします。
自分も実際何回も撮像してもらってますが、『うるさいなぁ。。』と思います。
MRIは放射線ではなく、磁場の力を借りて人体の輪切り写真を作っています。
人体の7割は水で出来てます。この水の中にある水素。これを画像化してます。
身近なイメージが湧くものとしては電子レンジが一番適切ではないでしょうか。
食べ物(MRIだと人)を電子レンジ(MRI装置)に入れて電磁波によって水分を含んだものを加熱する。その時にでる水蒸気を集めているのですが、物によって水蒸気がでやすいもののとでにくいものがあってその差を画像化している。
といったイメージです。(僕の中ではこんなイメージです。もし間違いがあればコメント欄等でご指摘いただければ幸いです)
僕が書こうとしていたことはこちらの方がまとめられていたのでこちらの方をご紹介させていただきます。
MRIとCTて何が違うの❓
MRIは磁力の力で撮像していますが、CTは放射線で撮影しています。
なので
MRI 被ばくなし
CT被ばくあり
となります。
じゃあ全部MRI撮ればいいんじゃね❓
って方もいらっしゃると思います。
ここでネックになるのが時間です。
例として頭の単純MRIをあげます。
基本として脳は5種類程のコントラストの違う画像を撮像します。(施設によって変わります)1つ撮るのにおよそ3分程度かかります。
なのでトータルするとおよそ15分撮像にかかります。
単純CTだと3分程度で終了します。
つまり1人の患者さんにかかる時間はどうしてもMRIが長くなってしまうのが欠点です。
(本当は使い方にいろいろ分け方はありますが、今回は1人の患者さんにかかる時間だけに関して書いてます。後々、他の部分にも触れたいと思います)
しかしながらMRIでしか分からない腫瘍であったり、被ばくなしで出来る検査なので大変有用であるのは間違いありません。
今回はMRIについて書きました。
今後、少し深いところにも触れて書けたらと思います。