放射線技師って何者? CT編
こんにちは、たかしです。
僕は診療放射線技師て仕事してます。
皆さんの身体を放射線や電磁波を使って画像化して診断の補助をしています。
今は月9で『ラジエーションハウス』って放射線技師や放射線科を取り扱ったドラマがされており、少し認知度が上がったと思いますがまだまだ医者や看護師さんと比べるとよくわからないところが多いと思います。
そこで今後目指す人もいると思いますし、何してる人か分かった方が親しみを持ってくれるかなと思ったので少し業務内容をお伝えします。
2.CT撮影
よく聞く検査ですよね。
もうレントゲンと同じように撮影されている検査がCTです。
簡単に身体の輪切りの写真が撮れます。
また細かくデータを取る事で輪切り以外の断面で身体の中を見ることもできます。
造影剤というX線を当てると白く光るお薬を静脈から入れる事で、腫瘍の染まり方を見て悪性かどうか確認します。
最近ではワークステーションという画像処理のPCが進化して色々な3D画像を作成する事ができます。
骨の3D画像、血管の3D画像、腫瘍の3D画像、心臓の3D画像などなど。
ありとあらゆる分野で活用されています。
CMで富士フイルムメディカルがやってましたよね。
例に肺をあげると切り取る範囲を何度もシミュレーションできて、残す肺の体積も予測できる。今まではできなかった事です。
また脳動脈瘤の手術は頭を開けてクリップを動脈瘤に挟み込むクリッピングと、カテーテルという細い管を動脈から入れて、血管の中から治療する血管内治療があります。
造影剤を入れて撮影する事で、3D画像を作成し、大きさを測ったり実際の治療前のシミュレーションをし、どっちの手術の方がよりよく治療出来るかを検討できます。
昔、新聞にも取り上げられましたがCT被ばくで癌になるといった報道もありました。
それを受けて現在ではDRLという診断参考レベルというガイドラインもできました。
ほとんどの施設がこちらを参考に撮影していふと思います。
本当は病院にある画像を使って説明したいんですが、個人情報の関係もあって出来ないのが残念です。
機会があれば実際の画像をお見せして説明したいですね!